製品概要
自動車の電動化(EV)やエネルギー効率の極限追求に伴い、次世代パワーデバイスの基盤材料である炭化ケイ素(SiC)の需要が世界規模で急増しています。SiCデバイス製造において、デバイスの性能と均一性を決定づける最も重要な工程の一つが「イオン注入」です。
セミラボの「PMR-2200C」は、独自の光変調反射率技術を採用した、アズインプラの非破壊イオン注入モニタリングシステムです。
SiCウェーハのイオン注入量(ドーズ量)、傾斜角度等を1台で精密に監視し、パワーデバイス製造の歩留まり向上に貢献します。
次世代パワー半導体(SiC)プロセスの品質革新に向けて セミラボのPMR-2200C(PMR-Cシリーズ)は、学術発表(IIT、ICSCRM、MRS Advancesなど)でも実証された確かな科学的原理に基づき、世界の主要パワーデバイス・車載デバイスメーカーの製造ラインを支えています。
アプリケーション
パワーデバイス・車載デバイス製造における「イオン注入プロセス」の最適化
SiCウェーハへのイオン注入は、材料の硬度や高温注入の必要性から、従来のシリコン以上に厳格なプロセス制御が求められます。PMR-2200Cは、イオン注入プロセスの最適条件(パラメータ)の構築の指針となり、現場の様々な課題解決に役立ちます。
- アズインプラで不良を検知したい:アズインプラ(インプラ直後)の段階で、注入量等の異常を非接触・非破壊で早期発見。
- 高温注入時のウェーハ状態を把握したい:注入温度の違いに伴う「結晶の自己修復プロセス」のモニタリング。
- SiCとSiの両方を1台のシステムで効率よく評価したい:リソースとクリーンルーム面積を最適化し、投資対効果を最大化。
- パターン付きの製品ウェーハを測定したい:微小スポットとパターン認識により、モニターウェーハだけでなく実際の製品での測定に対応。
製品の特長
セミラボ PMR-2200C によるSiCインプラ制御
- SiC向けインプラモニターだが、Siにも適応可能
1台で、SiCおよびSiモニターウェーハの双方におけるイオン注入パラメータを監視できます。
ブランケットからパターン付きウェーハまで幅広く対応し、工場の設備投資コスト(CoO)を劇的に引き下げます。 - 超低線量から高線量までをカバーする広範囲な測定能力で、その全域で極めて高い感度を持ちます。アルミニウム(Al)、窒素(N)、リン(P)、ヒ素(As)など、すべての主要なドーパントイオン種においてSiCで直接、優れた感度を示します。
- 注入温度への高い感度と「結晶自己修復」の正確なフィードバック
高温でのイオン注入プロセスにおいて、熱エネルギーによるSiC結晶の自己修復挙動(結晶格子誤差の総量変化)を正確にキャッチします。
温度差に伴うPMR信号の単調な変化(欠陥量に比例)を捉えることで、インプラント時の温度変動を精密にモニタリングできます。 - 圧倒的な信号再現性と安定性、そしてパターン認識
微小レーザースポットサイズと高度なパターン認識機能を搭載。
技術仕様概要
セミラボ PMR-2200C 主な計測仕様
| 項目 | 仕様・対応値 PPTX |
|---|---|
| 対象材料 | SiC(炭化ケイ素)、Si(シリコン) |
| 対応イオン種 | アルミニウム(Al)、窒素(N)、リン(P)、ヒ素(As) 、等 |
| サンプルサイズ | 100 mm、125 mm、150 mm、200 mm (4~8インチ対応) |

